自句自解 (俳句春秋) 2017/ 冬

歳晩やマリンブーツのつけし跡

年末になるとヨッティングの機会も減ってくる。今年最後のヨッティング。艇(ふね)も念入りに洗う。ヨットの甲板にはマリンブーツの跡がくっきりとついている。あんなことこんなこと、今年の海での思い出を回顧しているかのようだ。(季語・歳晩)

終着駅あの日の鷹にめぐり逢ふ

海沿いの街の駅で鷹がゆったりと飛んでいるのを見た。その大きく旋回する姿は自分の来し方を思い起こさせ、かつて若い時に戦ったときの熱い思いとめぐり逢ったような気がした。(季語・鷹)

少年が俺の枯野で泣いてゐる

こういう句を自句自解しようとすると、どうにも照れがある。読んで頂いた方が何かを感じて下さればそれで充分である。ちなみに、この「枯野」は実景ではないから季語として成り立たない、という考え方もあるが、私は、一行詩としてそこに己の思いを乗せるのであるから、この「枯野」は季語として生きると考えている。(季語・枯野)

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